「The NINJA」 は、モデルガンショップ 「サカエヤ」 の宮澤哲夫社長によって、1980年にサバイバルゲームチームとして結成された。 発足当初は17名で出発し、翌年1981年にはメンバーの保険強制加入制度を取り入れThe NINJAのマークを制定し「サカエヤ」の商標として登録がなされた。 当時はサバイバルゲームが世に十分しられていない時代でありチームとしては、まずは安全にゲームを楽しみ、おもしろさやゲームの方法をひろめる事から始まった。 安全面において最初に配慮した事は飛来する弾からの目の保護であった。 そこでチームのバックアップショップ「サカエヤ」は、目の保護用ゴーグルを丈夫なポリカーボネイト製として開発し提供したのである。 この頃エアーソフトガンの弾が6ミリ球形のBB弾として統一され始めた頃である。当初のゲームにおける使用銃器は、カートリッジ式のコッキングエアーライフルで始まった。 現在の様にホップ機構が付いて遥かと遠くへ弾が飛ぶわけでもなく、飛距離もなければ方向も弾しだいであった。このことはBB弾の精度が不十分であった事があげられている。 命中精度が不十分である銃器を使ってのゲーム方法は、必然的に近づく行動に出ることでヒット率を向上させる事が最良となったのである。 その為に、静かに忍び寄り1発必中を与える方法が主流となり、ゲームの醍醐味でもあった。 一秒間に10数発を連射し続ける様な電動ガンなどは、この頃から考えると夢のようであった。 だからこそ、忍び寄る、近づく、静かにゲットという独特の戦術が生まれたのである。 この時に培われたノウハウとテクニックが現在にも受け継がれ「The NINJA」のゲーム進行の基本ともなっている。 コッキングエアー式の時代が長い間続いたが、エアータンクによるフルオート銃へと移り変わっても忍び寄りでの一撃は相変わらずであった。 ただ、以前はヒットされるときは一発であったのが、この時期から一撃とはBB弾を雨あられと受けることであるということをメンバーは思い知ったのである。 当初、17名であったが、近年は40〜60名のメンバー登録が毎年なされ、庄内川(名古屋市守山区吉根)を中心に毎月2回のゲームを楽しんでいる。 |
last update 2005/09/15